さて、世間を賑わすコロナショック。
その影響をマクロな猫飼いの家庭からお送りする第2弾記事です。
テーマは『黒猫の変化』。これです。なんかおかしいんです。違和感っていうか、なんていうか。
黒猫の変化
この黒猫、確かに「遊んでもらう」ことを至上の喜びとしているフシがあります。
ネコジャラシ見つけたりすると、自分で咥えてもってきたりするんで「外見は猫だけど、中身は犬なんじゃないか」とさえ思うときがあります。
いいんですよ、そういう「遊んで遊んで」的なのは。それならいつも通りなんですけど、なんか違うんです。じとーっとした、甘えるような目で僕を見てくるわけです。
ん? なんかあったの?
今までこんなこと、ほとんどなかったじゃない?
目はクチほどに、なんて言いますけどね、確かに黒猫の視線から僕ははっきりとした意志を感じました、これですね「遊んでくれ」じゃないんです、「スキンシップして」つまり「撫でて」っていうサインっぽく見えました。
猫たちの変化について
前回の記事で、猫同士の距離が近くなってきたってのを書かせていただきました。そうそうあれです。子供が自宅にいるせいで、猫同士が結託し始めたって内容です。
この「近づく距離」を表した写真なのかなって思って見てたんですけど、やっぱりそうでもない。
黒猫どうしたんだ??
なんかコミュニケーションっていうかふれあいを求めている空気がビッシビシと伝わってくるんです。
食事をとろうとした僕の椅子に無理やり座ってきたり(今までそんなことほぼなかった)、足元に寝るっていうよりは、僕のくるぶしに延々とヘッドバットしてきたり、と「触れ合い」に飢えている様子です。
変化の原因はなにか?
気になってですね、妻にきいてみたんです。
「なんか黒猫おかしくない? やけにベタベタしてくるんだけど、そんなタイプだったっけ?」って。
妻は「あ、そうか」と心当たりのある様子です。なんだなんだ、黒猫がベタベタしてくる要因に検討ついたりしてんのか?
「ほら、普通だったら息子が学校に行っている間ね、よく撫でまわしてるのよ、でもずっと息子いるからさ、なんやかんや時間なくて」
「うんうん」
「いつもだったら、日中撫でられまくる時間があるけど、それがないからじゃないかなあ」
なるほど、と納得しました。
僕は会社に、息子は学校に、この時間帯のどこか、あるいは大半を妻は「猫を撫でる」という行為に充てているようです。別にそれ自体に文句なんてありません。そこに猫がいて時間があったら、ついつい撫でまわすのは人間のサガってもんです。
甘ったれが加速した原因
結論としてですね、
コロナショックで小学生の息子が家にいる
→ なんだかんだ妻が日中も息子の面倒で忙しい。
→ 今まで撫でくりまわされていた時間がなくなってしまった。
→ 黒猫的にスキンシップが足りない。
→ 甘えたい甘えたい、人肌に触れたい。
こんな感じの「風が吹いて桶屋が儲かった」みたいな話のようですね。「コロナが流行って、黒猫のスキンシップが足りなくなった」が正解ですけど、不思議なものです。
コロナショックの影響はこんなところにも出ているんだなあと、僕は小さな発見をした気分になりました。
仕方なしに、深夜の時間を使って黒猫を撫でまわしてみました。
ゴルゴルゴルという古いエンジンみたいな音をたてて、気持ち良さそうに寝そべっています。
色々大変なご時世ですが、こうやって猫を撫でていると平和な猫のいる家庭があって良かったなあって思いました。そんな記事です。
ランキングってのに参加してみました!