世相は相変わらずコロナで厳しいのですが、季節は確実に春を迎えているようです。
床暖を使わないでも快適に過ごせるようになってきましたし、猫たちも冬の間は近寄らなかったような場所でゴロンとなっていることが多くなりました。
※ でも踏まれやすい場所でゴローンはやめて欲しいｗ
よく知らなかった猫の生態
ちょっと妻の話をします。
動物好きというか猫好きが高じて、保護猫ボランティアをしている彼女は夫よりも、彼ら猫という生き物に並々ならぬ愛情を注いでいるフシがあります。
「あったかくなってきたから、また子猫いっぱい産まれちゃうなあ。でも野良の子たちも少しは過ごしやすくなるといいんだけど」と物憂げな表情で一人呟いておりました。
ふと思いました。確かに僕は猫に関する知識をほとんど持っていません。
人間に爪を切らせ、気分次第で噛みつき、スリスリと甘え、エサがなければみゃあみゃあ鳴いてせかす、という野生というよりも「人間社会で共に暮らすことに特化した生き物」くらいの認識です。
実際の猫の生態
暖かくなってくる＝猫の繁殖期
これくらいは知識として持ち合わせておりましたが、調べてみるとちょっと驚くことばかりでした。猫を飼ってらっしゃる皆さまであれば当然の知識なのかも知れませんが、自分用メモ代わりにここに記載いたします。
※ さいたま市のHPからの情報になりますのでご興味ある方は直接リンクをたどってみてください。茶色の字は引用になります。
>>交尾すればほぼ確実に妊娠します
うわ、すごいなあと最初に思った情報です。少子化とは無縁の生き物のようです。
>>猫の妊娠期間は約2ヶ月（60～68日）で、一度の出産で平均5頭（4～8頭）出産します。
２か月ちょいお腹で育てたら、もう産むそうです。なんというハイペース。
更に一度の出産頭数がこれまた強烈ですね。平均５匹のネコが産まれてくるのか！
もし地球上の覇権を握っているのが人間でなく猫だった場合、人口爆発どころの騒ぎではなさそうです。
どんなペースなんだろう、と思っていたらそれも記載がありました。
>>環境省は計算上、1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると試算しています。
なんという増えっぷり！ ビッグダディを遥かに超える増殖率です。日本の銀行の金利を鼻で笑うこの数値には度肝を抜かれました。
ただですね、このペースが本当だとすると妻のような猫ボランティアさんがいくらいても、世の中猫だらけになりそうですよね。どうしてそうじゃないんだろう…
>>野良猫の寿命は3～4歳といわれており非常に短命です。
>>これはある程度まで成長した野良猫の話で、多くの野良猫の子猫は乳仔期（生後2ヶ月）までに死亡してしまいます。4～8頭生まれた子猫の中で乳仔期を超えて育つのは運が良くてもせいぜい1頭ぐらいでしょう。
なるほど、理解出来ました。過酷な環境で暮らしているせいで、平均５匹生まれても大きくなれるのはその中の１匹だけ、といったペースのようです。
なんという繁殖力
猫ボランティアさんが野良猫たちの避妊去勢をしている、この状態を良く思わない人がいるのもわかります。なんというか自然の摂理に反した行為に見えるのかも知れません。
ただですね、こういった根拠のある数値を前にしてもそれが言えるかっていうと、ちょっと違いそうです。多分ですね、こういった数値、つまり正しい知識を知らない状態ってのは、色んな誤解がありそうな気がします。
「放っておくと１匹が２０００匹になる、過酷な環境で生きているせいで、１回に５匹生まれるけど、４匹は小さなうちに亡くなってしまう」
この１センテンスで良いかも知れません。
「え？ そんな増え過ぎちゃうの？ しかも不幸な命が増えちゃうだけじゃない？」
僕もそう思いました。そうならないように、でも今ある命も大切に。そう考えたときにベストではないにせよ、かなりベターな選択肢として、猫ボランティアさんたちは活動している…、お恥ずかしい話ですが初めて知りました。ちょっと衝撃でした。
定量的に見る猫の生態
多分ですね、何をするにも「リアルな状況」「正しい数値」つまり「正確な情報」をみんなで共有していないと、これだけたくさんの人が暮らす世の中では無用なトラブルだったり軋轢を生んでしまうのは間違いなさそうです。
世間を騒がすコロナウィルスについても同様です。
「何をすれば防げるのか」
「リアルな数値としてはどんな状況なのか？」
「どんな人が特に危険なのか」
意図的に隠された情報もありそうですし、あまりにも多くの方が多くのご意見をおっしゃる上で、どれが本当だかわからなくなっているものもありそうです。
ギリギリの状況なんだろうなあ、というのは想像できますが、そういった中でも正確な情報をベースに、最適な行動をとりたいなあとふと思ったりしましたｗ
2020の春は、きっと誰もが忘れない春になるでしょう。
僕も人の親です。人間の子供ひとりと、猫2匹。妻も含めて家族を守っていかなければならない立場です。
遠くの公園から聞こえる子供の嬌声を耳にしながら、そんな事を考えました。
お、なんか真面目な記事っぽくなりましたｗ 疲れてんのか、僕・・・ｗ
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