猫と音楽

我が家のアメショーと黒猫、二匹との生活や音楽についてのブログです

実際に猫を飼うとどんな被害をうけるか? (実例)

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今まで『猫のいない生活』をされていた場合、

猫が自宅にやって来るとどうなるか? 

についてはご興味がある方も多いのではないでしょうか?

 

「こんなに可愛い家族が増えました!」とか「毎日幸せです」といった、ハッピーな内容については、僕なんかより達筆な方々が、愛情たっぷりの文章を毎日どこかで書かれていると思います。

 

ただですね、結婚もそうですし育児も同じだとは思うのですが、どんな物事にも必ず『負の側面』はあるものです。特に猫って立派な生き物ですので、色々あります。僕のような「猫飼うのは初めてだよ」といった人間には特にです。

 

『猫を飼ってみよう』と思われた皆さまのお役にたてるかどうかはわかりません。いつもの超個人的な体験です。

我が家における「実際に猫を飼うとどんな被害をうけるか?」について書いてみたいと思います。

 

被害1:フローリング

勢いよく走り回る猫の動画をご覧になったりして「あら可愛い」と思われる方、もちろんそれは間違っておりませんが、ふたつほどお忘れになっていることはないでしょうか?

 

・猫にはツメがある。

・彼らは方向転換の際、ドリフトのような曲がり方をする。

 

これです。

何が言いたいかと言うと「割と鋭いツメをむき出しのまま、ドリフト気味に走り回る」このせいでフローリングは傷だらけになります。

 

先の長いローンで自宅を購入しましたが、当初「名義人でないはずの妻」のほうが、自宅を汚したり傷つけたりする行為には目くじらをたてておりました。

 

僕が少しでも重たいものを落として、フローリングを傷つけようものなら、露骨に機嫌が悪くなったのを思い出しますし、ある種の会社組織のように改善防止策まで求められたこともあります。

が、猫たちが真夜中のプロレスで走り回り、文字通り『爪痕』を残したとしましょう。それを翌朝発見したとしても「昨日は、ずいぶん激しい戦いだったのかなあ」と猫を撫でたりするのです。

 

フローリングが傷つくことを「仕方ない」と思えたり、「なんだよ猫なら妻にも怒られないのかよ」とくよくよしたりしない方であれば、問題がないでしょう。

 

→ フローリングはどうやっても傷つきます。大丈夫なメンタルがあるかどうかがポイントです。

 

被害2:全般的な毛

換毛期という特別な時期だけでなく、猫の毛は抜けます。

また、撫でるという行為でも猫の毛は抜けます。つまり猫の毛は通常時から割と抜けるものだ、とご認識ください。

 

これを放置するとどうなるか、なんですが、『家の中に猫の毛のふきだまり』的なものが出来上がったりします。ですので、何かしらの対策が必要となるでしょう。

 

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毛が抜けるのは仕方ない。そういうもんだからw

 

また、お気に入りの服だろうがなんだろうが、ソファの上に投げ出した状態だったりすると彼らはその上に座ります。何か目新しいものを見つけると、その上に座って座り心地を確認したくてたまらない生き物です。つまり下敷きになった何かは、確実に毛だらけになります。

ですので、毛だらけにされたくなければ、『猫が座れない位置』にモノを置くことを心がけましょう。

 

ひとつ逆転の発想といえば、「妻が掃除機をかける頻度があがったこと」により、以前より自宅がきれいになったりしました。これ発想の転換が必要です。

 

→ 猫の毛が抜けて部屋が汚れるのを、逆転の発想で転換しましょう。掃除機をかける頻度をあげれば、逆に今までより清潔な暮らしを送れます。

 

被害3:家具(爪とぎの場所として)

階段をボロボロにされた、とか壁をやられた、というお話は以前から聞いておりまして、警戒に警戒を重ねておりました。

しかし幸いにして我が家の2匹は「建物そのもの」につながる箇所でツメを研ぐことはしません。

 

その代わりなのでしょうが、「ソファ」や「ダイニングチェア」などは、かなりの被害を受けております。

 

「子供も生まれるし、安いのでいいよね」

某北欧家具店で購入したソファは布地がケバケバになるほどのダメージを受けました。追加でカバーを購入したのですが、どんなカバーをしても彼らは何かの義務のように、ソファに対してダメージを与え続けます。

 

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右側のケバケバお分かりになりますでしょうか? 爪を研いだ痕跡ですw

 

「子供も大きくなったし、ちょっと高いの買おう」

購入した一人用ソファ(本革)も同様です。

「本革=何かの生き物の痕跡を感じる」のかも知れませんが、天敵か何かと勘違いしているとしか思えないほど攻撃をしかけたりします。特にひじ掛けの部分はひどい有様になりました。

 

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本革はどうもまずいようですw

 

「ダイニングチェアはずっと使えるから良いものを買おう」

これも座る部分の本革がひどいことになりました。もうビリビリです。なんで革製品だったり革の部分を見つけると攻撃をするんだろう。

 

→ 多分個体差はあると思うのですが、「気に入られたら負け」です。躾なんて無意味な生き物ですから、別の素材を検討して、祈りましょう。「これは気に入りませんように」との神頼みが必要です。

 

被害4:B社のヘッドフォンケーブル

最後にご紹介いたしますのは、こちらです。

 

「なぜか僕のヘッドフォンケーブルだけが狙われる」

 

非情に由々しき事態です。しかもですね、犯人のほうに罪の意識が全くなかったりします。

 

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真犯人登場

 

彼です。この黒猫、なぜかB社のヘッドフォンのケーブルだけを噛み千切る特性があったりします。そしてですね、悪びれもせず「ほら見てみて―」とばかりに、噛み切ったケーブルをわざわざ見せに来てくれるんです。

 

不思議なものです、充電コーナーにはlightningやらなんやら、別のケーブルもたくさんあるのですが、なぜかB社のヘッドフォンケーブルだけを狙い打ちしてきます。B社のヘッドフォンケーブルには何か「猫を惹きつける物質なり匂い」でもあったりするんでしょうか?

 

いくら「学ぶことを放棄したまま大人になってきた僕」でもですね、さすがに気をつけておりました。基本的に鞄からは出さないようにしていたんですが、ある日見てしまったんです。

チャックが半開きになった鞄から、キバとツメを上手に使って、ヘッドフォンケーブルをひっぱりだす黒猫の姿を‥‥

 

なんかこうですね、諦めみたいなものがつきました。

「これだけ、このケーブル目の敵にするなら、もういいや」って。

 

笑い話になっちゃうんですけど、このB社のオーディオ製品を愛用していて一番ありがたかったのが『サポートの手厚さ』です。ユーザー登録さえしていれば、破損などの際『元の値段の半額』で、新品を送ってくれます。

 

「恐れ入りますが、ケーブルの断線と伺いました。断線した原因を教えていただいてもよろしいですか?」と毎回訊かれます。その度に…

「飼い猫に食いちぎられました」

「え? 猫? 猫ですか? プ…」と笑いをかみ殺す役割を、オペレータの女性に毎回やっていただくのも不憫(実話)なので、ケーブル式のヘッドフォンはもう諦めたってのもあります。

色々抵抗がありましたが、Bluetoothのヘッドフォンに変更いたしました。

 

→ 家具と同様です。ケーブルも気にいられたら確実に噛みちぎられます。猫の手に絶対触れない場所で使用するか、違う素材の別製品を購入して祈りましょう。

 

猫を家族に迎える覚悟

はい、まとめてみます。我が家における主な被害状況です。

 

フローリングを傷だらけにして、体毛をまき散らします。気にいった家具でツメを研ぎ、気になったケーブルはものすごい執着心で食いちぎります。

 

うん、これだけ読むと「やっぱり飼うのやめようかな」と思われる方も多いかも知れませんね、「なんであなた、猫2匹も飼ってるのよ?」と僕に対しての疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

 

僕から申し上げたいのは下記の2点です。

・え? だって家族だし、欠点ない人間だっていないでしょ?

・彼らと一緒に暮らせるなら、これくらいなんてことないよ。

 

そうなんです。欠点ばかりを申し上げたのは僕のほうなんですが、それを補って余りあるのが「猫」なのかも知れません。

逆説的に申し上げますと「こんな欠点があっても、関係ないくらいの大事な家族」だとも言えます。※ なんか恥ずかしいw

 

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単純な『癒し』ってだけじゃない何かがあるんだよなあ、猫ってw

犬派(まだ言いますw)の僕も妻も、彼らのおかげで気持ちが救われたことは何度もありますし、幾度となく精神的なピンチを救ってもらえました。寝てばかりの彼らの腹の下に手をつっこみ、小さな鼓動を感じると、大抵のことはどうでもよくなったりする、不思議な力もあったりします。

 

以前も申し上げたことのある一文だとは思いますが、再度申し上げます。デメリット的な内容ばかりを申し上げたところで恐縮なんですが、猫を飼うのを悩んでいた知人へ向けた言葉です。

 

「確かにイラっとすることもあるんだけどさ、猫を飼うってすっげーいいよ」

 

そんな記事ですw

  

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