猫のいる生活をずっと送られてきた方とちがって、僕自身は猫を飼うのはアメショーが初めてでした。幼少の頃一時期だけ犬を飼っておりましたが、それ以降所謂「愛玩動物」を買うのは初めてです。
そして今、彼(去勢済みアメショー)と暮らしておりますが、まだまだ
自分は犬派
だと思っています。
先日それを妻に伝えたところ「自分に素直になりなよ」とニヤニヤされる屈辱を受けました。「本当の自分に素直になれよ」的な彼女の指摘に少しイラっとしたのもありますが、
犬派の僕が猫を飼ってわかったこと
今回はこれについて書いてみたいと思います。
詳しい生態とか、そういうのはもっと専門的な方々が書かれてきたことが、山ほどWEB上にあると思います。
あくまで我が家限定の実体験に基づく記録となります。
① 自分の目的を遂げるためならしつこい生き物
これ、我が家の2匹に関して申し上げれば鉄板な特徴です。彼らの自己主張はハンパないなあといつも思います。具体的に申し上げると、
■ アメショー:
エサと水に対する執着がすごい。とにかく我慢しない。もらえるまで、ミャオミャオ鳴き続ける。無視しても無駄、どんな場所にもついてきて人の顔を覗き込むようにしてアピールが続く。
■ 黒猫:
撫でられる、わしゃわしゃされるのが大好き。ただし小学生の子供には恐怖を感じている為、息子が寝るまでじっと耐える。息子が寝た途端、生活動線のまんなかに突然行き倒れたかのように倒れこみ、腹を見せてアピール。
スルーしても無駄。さっと立ちあがり移動し、進行方向に先回りしてゴロン。撫でられるまで諦めない。
二匹とも「しつこさ」においては、根性がありすぎる生き物です。
② 毛玉を定期的に吐く
これは初めて見たとき、驚きました。
深夜で妻も子も不在のリビング、「ん? なんかポンプみたいな音がするな」と思って音のするほうを見るとアメショーでした。
「おい、なんだ? どうなってんだ?」と驚愕です。「ウッポウッポウッポ」と数秒猫の腹から音がして、まるで痙攣しているかの様子です。
見たことのない方(当時の僕もですが)、にとっては「何かの爆発の前兆」のように見えそうです。
ピッコロ大魔王が卵を産むシーンが一番近いかも知れません。その後、おっさんのゲップのように毛玉を吐き出したのを見て重大な病気ではないか、と慌てて妻を起こしたのですが、普通のことのようですね。
眠そうな妻からは「片づけておいて」という指示だけをもらいましたw
アメショーも黒猫も同様ですので猫共通の習性だと思いますが、実際その瞬間を目にするとかなり驚かれると思います。
③ 気持ちの良いときになる音は「ゴロゴロ」ではない
猫が気持ちの良いときに、「喉をゴロゴロ鳴らす」なんて言われておりますが、実際に聞いてみると「ゴロゴロ」とかそういう可愛らしい音ではありません。
どっちかと言うと「ぶっ壊れたエンジン」「古いトラクター」そんなものを想起させる逞しい音だったりします。僕として提案させていただきたいのは
『ゴルゴル』
こちらです。喉を鳴らすというよりは重低音スピーカーと相性の良い帯域に聴こえますw
アメショーと黒猫で若干鳴り方が異なりますので個体差はあると思います。我が家では「ゴルゴル音だしてる」とか「ゴルゴルブーストかかってる」とかそういう使い方をしていますw
④ 自分が飼われているとは思っていない
これ、言葉は通じずとも確信があるのですが彼ら、「人間に飼ってもらってる」とは全く思っていません。むしろですね
「おい、置き餌また切らしてるだろ、ホントしょうがねえなあ」
とか、そういった視点で一緒に暮らしていると思います。
よく眠り、好きな時にエサを食べ、自分の要求には執着する、そんな家族が増えたと思ってみてください。
自分でも文字にしてみて驚きました、これ自宅に「毛だらけのニート」が増えた、とかそんな感じですね。文字だけの情報で判断すると、誰も飼わない生き物になっちゃいそうです、少し同情しましたw
⑤ シックスセンス的なものは皆無
某ホラー映画でも割と猫って、心霊的な扱いをされることが多い気がします。
まあ、動物全般が人間より敏感な生き物なのかなと思っていましたが、我が家の2匹に限っては全くそんなことがないように見受けられます。
じっと1点を見つめていることもあるにはあるのですが、ただの壁だったり、TVラックだったりで、「なんでよ」とは思いますが、「何か見えてるの?」とは思えないような場所ばかりです。
これが、無人の階段とか、扉の向こうとかだったりすると「やだなあ、猫にしか見えない何かが見えてるのかなあ」と思ったりもしそうですが…w
我が家の二匹がたまたまそういうタイプじゃなかっただけなのかも知れません。
また、地震を予知する猫の記事をどこかで読んだ気がするのですが、アメショーも黒猫も「地震の最中ですら目を覚まさなかった」生き物でした。むしろ人間のほうが敏感かも知れませんw
⑥ 実は人間の言葉を理解している
アメショーも黒猫も、はっきりしているのは『自分の名前は認識している』ことです。
彼らの名前を呼ぶと、きちんと呼ばれたほうのみ反応しますので、これは事実だと言っても良いでしょう。まあ、決められた発音を理解しているのは間違いないようです。
あとは、以前の記事にも書きましたが、「実は人間たちの会話も理解できている」と思われるふしがあります。
家族間の人間関係が大変な状況を目の当たりにすると、それをフォローするような行動をとったりします。大抵フォローになってなくて『空気読まずに噛みついたり、スリスリをいきなり始めた』に思われ勝ちなのですが、僕個人としては「多分100%ではないにせよ、かなりの部分理解しているんだろうなあ
猫は実は理解しているんだなあ
そう思っています。
結論っぽいもの
いかがでしょう。このブログのこの記事を読んでいただいても、なかなか「猫を飼おう」とは思えないかも知れません。
『しつこい』そして『毛玉を吐き出す習性もある』。気持ちよくなると『ゴルゴルとうるさい』。飼われているとは思っておらず、自分を『人間と対等もしくはそれ以上と考えている』。『第六感的なモノはいっさいない』けれど『人間の言葉・生活をある程度理解している』
たちの悪いニートみたいな家族ですw
妻にこれを説明してみたんですが
「へえ、じゃあさ、明日からアメショーも黒猫もいません、ってなっても平気?」と自信たっぷりに効かれました。
悔しいのでアレだったんですけど、実際ちょっとイヤです。
ああ、ごめんなさい正確に申し上げれば「ものすごく嫌」です
というわけで、自分をこう納得させることにしました。
「うん、僕は基本犬派。だけど、今家族でいてくれる2匹に関しては猫派」
妻からは「めんどくさい人ねえ」と言われましたw
そんな記事ですw
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